HK1(城鉾)

    城鉾
京都祇園祭の鉾のように見えるが、れっきとした戦車であり、主として攻城戦用として構築されたものである。
祇園祭の鉾に似ているのは偽装などではなく、そもそもこの形の鉾は、古く応仁の乱の頃、攻城戦に使われた車輪付戦闘用構造物(戦車)を模し、悪霊退散を願って造られたもので、いわばこちらが原型である。
応仁の乱当時のものは現存しないが、この城鉾は幕末の蛤御門の変の時に造られ、以後幾多の戦争の度に改良を重ねられたものである。
ただし一度も実戦に投入されたことはないとか。
城(しろ)鉾、戦車鉾、戦(いくさ)鉾などの名で呼ばれている。

懸装品
見送は、ホメロスの叙事詩『イーリアス』のトロイア戦争の攻城戦の場面を描いた華麗なペルシャ製綴織。その他国宝、重文級のもの多数。
これらの多くは第二次大戦後の占領下、GHQによる「軍国主義的」文物破壊活動から逃れるため、ことさら文化財であることを強調しようと、多くの市民が私財を投げうって揃えたものといわれている。(当時は「白鉾」の字が使われていた。)

管理
中京区錦小路城鉾保存会及び陸上自衛隊中部方面隊特殊武器隊共同所管

大きさ
全高23.75p(ポッチ)、全長8p、全幅8p

兵装
2p(ポッチ)攻城無反動砲 1基
125mp(ミリポッチ)機銃 3門

平時または移動時の進行方向と、戦時(攻城作戦時)の進行方向は互に逆向きとなる。このため前後に独立した運転席がある。
二層部分に見えるのが貴賓室(戦時は地上戦戦闘指揮所)
いづれも防弾ガラスで守られている。
各層の開口部と張出には戦時それぞれ盾が並ぶ。
構造
次のとおり4層構造となっている。
第一層…移動車両・機械室
第二層…武器庫・貴賓室
第三層…武者所
第四層…物見、櫓、攻城砲
制作ノート
#4096のパーツでMT1AA1を組んだ残りのパーツを「片付ける」ために作りました。
HK1馬鹿が戦車でやってくる。(No.295)に参加しています。

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